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喪家側の通夜・葬儀。ご臨終から四十九日法要までの流れ。

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[掲載日]2018/02/24

家族を亡くした悲しみの中、休む暇なく準備しなくてはならないのが「葬儀」です。
葬儀に参列したことはあっても、喪家側に関しては経験がない、知識がないという人が多いと思います。
葬儀社のスタッフが相談に乗りながらサポートしてくれますが、短時間で様々な決定を迫られることになります。
生前から「葬儀」のことなど考えたくはありませんが、希望に合った葬儀をしてくれる「葬儀社」を自分の目で選んでおくことも必要かもしれません。

通夜・葬儀・告別式の違い

お通夜とは?

現代では、僧侶の読経、参列者の焼香、通夜ぶるまいが行われる「お通夜」ですが、「お通夜」は、もともと遺族が夜通し灯りと線香の火を絶やさないようにして夜を過ごす儀式でした。
昔は、亡くなった人はまだ生と死の境にいると考えられていたので、故人が蘇ることを願って行われていたのです。
一昔前までは、通夜は親族など関係が深い人のみで、その他の人は葬儀・告別式に参列するように言われていましたが、現代では仕事の関係で日中に行われる葬儀・告別式に参列できない人が多く訪れるようになっています。
「お通夜」は、葬儀・告別式の前日の夕方から2時間程度行われることが多いです。

葬儀・告別式とは?

葬儀とは・・・遺族と近親者が故人を成仏させるために行う宗教的な儀式 
告別式とは・・・葬儀を終えた後、故人の友人や関係者が最後の別れをする儀式

昔は別々に行われていた「葬儀」と「告別式」ですが、現代では、葬儀と告別式を「お葬式」と呼びまとめて行うことがほとんどです。
一般的に、遺体の傷みを考えて、通夜は死亡の翌日、葬儀・告別式は通夜の翌日に行われることが多いのですが、実は通夜も、葬儀・告別式も亡くなって〇日以内にしなければならないといった決まりはありません。
実際、年末年始や亡くなる人の多い冬場では、火葬場や葬儀場の予約が取れずに、通夜、葬儀・告別式まで1~2週間待つこともあります。

ご臨終~葬儀までの流れ

寝台車の手配

現代ではほとんどの人が病院で亡くなり霊安室に入ることになりますが、霊安室にも限りがあるため、病院側からすぐに遺体の搬送を求められます。
病院には病院と提携している葬儀社のスタッフが在駐しているので、たいてい「葬儀社はお決まりですか」とか「搬送を請け負います」などと声をかけられます。
混乱状態の中、遺体の移動を急かされますので、葬儀社のスタッフに言われるままに契約してしまうケースも多いのですが、病院と提携している葬儀社は豪華な葬儀を勧めてくることが多く費用が高めです。
葬儀社を決めていないが、故人の希望でシンプルな葬儀をしたいという場合、費用はできるだけ抑えたいという場合は、とりあえず搬送だけをお願いし、葬儀社は家族と相談して決める旨を話すとよいでしょう。

【葬儀社選びは慎重に】
大切な人を亡くしたという大変な状況で、待ってくれないのが葬儀社選びです。
焦るあまり葬儀社の比較をせずに決定してしまったり、葬儀のことはわからないからと何から何まですべて葬儀社にお任せして、後々トラブルになることも多いといいます。
生前中に、信頼の置ける葬儀社をあらかじめ決めておくのがベストですが、突然の死など急いで葬儀社を決めなくてはならない状況に陥ったときは、自分ひとりで決めるのではなく冷静に対処できる信頼の置ける人に相談したり、立ち会ってもらうなどして、しっかりとした葬儀社を選ぶことが大切です。

ご遺体の搬送先を決める

思い出が多く安らげる自宅での安置が望ましいですが、「集合住宅の高層階なので搬送が大変」「ご近所に迷惑がかかることは避けたい」などの理由で、葬儀社の遺体安置室や、通夜・葬儀を行う斎場の霊安室に搬送してもらうケースも多くなっています。
そういった場合は、あらかじめ葬儀社を決めておき、相談しておく方が安心です。

病院の精算・死亡診断書を受け取る

人が亡くなった場合、7日以内に住民登録のある市区町村の役所に「死亡届」を出さなければなりません。
「死亡届」を出すには「死亡診断書」が必要で、これがなければ火葬の許可をもらうこともできませんから「死亡診断書」は必ず受け取ってください。
葬儀社のスタッフが「死亡届」「火葬許可証」の手続きを代行してくれることが多いです。
死亡届が受理されると、資産が凍結され、故人名義の預金口座から現金を下ろすことができなくなります。
「葬儀は自分の預金を使って欲しい」などと頼まれている場合は、生前中にあらかじめ現金を下ろしておくなど注意が必要です。

遺体安置・葬儀の打ち合わせと準備

無事に搬送・安置を終えると、葬儀社を決める、既に決まっている場合は葬儀社との打ち合わせに入ります。
遺体の枕元に必要な「枕飾り」や「祭壇」などは、葬儀のプランに含まれていることが多く、葬儀社が用意・設置をしてくれます。

【打ち合わせすべきこと】

  • 「喪主」「世話役」「受付」などの役割分担
  • 日時、斎場・火葬場の決定、葬儀内容の確認、僧侶の手配
  • お料理、棺、供花、供物、霊柩車などの手配
  • 遺影用の写真の準備
  • 参列してくれた方にお渡しする「会葬返礼品」、香典をいただいた方にお渡しする「香典返し」の決定

現金を用意(葬儀代、お車代など)したり、喪服の準備(貸衣装、着付け・美容院の予約など)、親戚、故人の関係者、近隣などへの連絡も手分けをして行います。

納棺~通夜

納棺とは、通夜の前にご遺体を清め、死装束を着せ、故人が愛用していたものと一緒に棺へ納める儀式のことです。
通夜は、2時間程度で終了するのが一般的です。
通夜式の進行は主に葬儀社の担当者が行い、僧侶の読経、参列者の焼香を行い、通夜式後には、食事で参列者をもてなす「通夜ぶるまい」に移行します。

【通夜をしないケースも増えている】
参列者の都合が合わない、参列者が少ないと考えられる、家族だけで静かに済ませたい、手間と費用を抑えたい、無宗教なので形式は気にしないといった理由で、お通夜をしないケースも増えつつあります。

葬儀・告別式

通夜式翌日に行われることが多いです。
司会は葬儀社が担当してくれます。
僧侶による読経、弔辞・弔電の紹介、通夜同様、喪主⇒遺族⇒一般会葬者の順番で焼香を行い、閉式となります。

【初七日法要】
初七日法要とは、本来は故人が亡くなった日から数えて七日目に行う法要です。
しかし、最近では親族の都合を合わせることが難しかったり、喪家・会葬者の負担を減らすために、葬儀・告別式当日に「繰上げ初七日法要」として行うのが一般的です。

出棺・火葬

棺に蓋をして、寝台車に乗せ、喪主の挨拶後に火葬場へ向かいます。
火葬炉前で、僧侶による読経と焼香で最後のお別れ「納めの式」を行います。
火葬はおよそ1~2時間程度かかり、火葬後は「骨上げ」を行います。
「骨上げ」とは、二人一組で遺骨を拾い、骨壷に納める儀式のことです。
骨上げ後は「骨壷」と、納骨時に必要な「埋葬許可証」を受け取ります。

精進落とし

精進落としとは、 法要後に僧侶をはじめ、お世話になった方々に感謝を込めて用意する食事のことをいいます。
昔は、親族が亡くなった後、四十九日の忌明けまで肉や魚を断ち、精進料理を食べていました。
四十九日の法要後に通常の食事に戻すことから法要後の食事を「精進落とし」と呼んでいましたが、現在では葬儀後・火葬後の会食をさすようになり、故人への供養と、参列者への御礼、お清めの意味がこめられています。
精進落としが終わると、葬儀・告別式当日の儀式は終了となります。

次の法要は、「四十九日忌法要」となりますが、葬儀後も慌ただしくあっという間なので、すぐに準備を始める必要があります。

葬儀・告別式後~四十九日忌法要

葬儀・告別式が終わっても、遺族がやらなければいけないことはたくさんあります。

  • 葬儀費用の支払い
  • 香典返し・お礼状・挨拶回り
  • 本位牌・・・四十九日忌法要までに用意
  • 仏壇・お墓の用意
  • 年金支給、住民票の変更手続き・名義変更・健康保険証などの返還
  • 年金の死亡一時金など葬祭扶助の申請手続き
  • 遺産相続・遺品整理・形見分けなど

四十九日忌法要

葬儀・告別式後の初めての法要となるのが「四十九日忌法要」です。
なぜ四十九日なのかというと、亡くなった人は七日ごとに閻魔大王の裁きを受け、四十九日目に判決が下され仏のもとへ向かうとされているからです。
そのため昔は、七日ごとに法要を営んでいましたが、現代では葬儀・告別式の日に「繰り上げ初七日」の法要を、四十九日目に「四十九日忌法要」を行うのが一般的になっています。
故人が亡くなった日を命日として1日目と数え四十九日目に、遺族・近親者で僧侶を招いての法要を行い、法要後は会食の席を設けます。
ピッタリ死後四十九日目でなくてもかまいませんが、その場合は前倒しで法要を行います。
四十九日を過ぎてしまうと故人の魂を待たせてしまったり、魂が迷ってしまうからといわれているからです。
葬儀後、四十九日忌法要まではあっという間です。
会場や僧侶の予定もあるので、葬儀後に親族と相談しすぐに手配をするのがオススメです。

【四十九日法要で一緒に行える法要】

  • 仮位牌の閉眼法要・本位牌の開眼法要
  • 納骨法要

お墓が既にある場合は、「四十九日忌法要」で、納骨を済ませるとよいでしょう。
しかし、火葬後いつまでに納骨しなければならないというような決まりはないので、「四十九日忌法要」に間に合わせようと慌ててお墓を建てなくても大丈夫です。
一周忌に合わせて納骨をするケースも多いです。

四十九日法要を行う場所

ここでしなければならないといった決まりは特にありません。
お寺、自宅、墓前、セレモニーホール、霊園の会場を借りて行うことが多いです。